SAKIUTA ご予約・お問合せ電話番号 03-6450-3916

・変形性肘関節症(肘痛)

変形性肘関節症は肘関節軟骨の退行変性に反応性の増殖性変化が加わる疾患である。
肘関節の骨折などの外傷、関節炎、離断性骨軟骨炎（関節ねずみ）。削岩機やチェーンソーのような 振動工具の長時間の使用、野球選手における投球動作、相撲取りにおける「鉄砲」のやりすぎなど、 肘関節の過度の使用によって、関節軟骨が変性、磨耗し、骨棘が増殖する。
多くはこうした原因があるが、ときに原因不明のものも散見する。

症状：
肘関節部に徐々に疼痛が出現する。ことに肘使用後に疼痛と可動域制限をきたしやすくなる。
可動域の制限は屈曲、伸展制限が多く、前腕回旋運動は障害されない。ときに関節内遊離体 （関節ねずみ）が嵌頓を起こして、屈曲・伸展が急に制限される。また、軋轢音を認めることがある。
尺骨神経溝（上腕骨内側上顆の後面）に骨棘が形成され、尺骨神経の絞扼性障害である 肘部管症候群を伴うこともある。

診断：
X線撮影では他の変形性関節症と同じく、関節裂隙の狭小化、骨の萎縮と硬化像、骨棘の形成、 関節内遊離体（関節ねずみ）を認める。
尺骨神経の運動神経・知覚神経伝導速度の測定によって尺骨神経の障害があれば遅延を認める。

保存的治療：
自覚症状が軽ければ保存療法だけで様子をみる。内容は他の変形性関節症とほぼ同じである。

観血的治療：
関節形成術、肘関節症候群に対する手術

ＳＡＫＩＵＴＡでは変形自体の治療は行えませんが、肘への負担を減らし痛みを無くし症状を緩和することが可能です。


・骨・関節系の疾患
■ 顎関節症 ■ 変形性肘関節症
■ 手指の変形性関節症 ■ 変形性股関節症
■ 骨粗鬆症 ■ 外反母趾
■ 変形性膝関節症 ■ 変形性足関節症
■ 頚部脊柱管狭窄症 ■ 腰部脊柱管狭窄症
■ 腰椎分離・すべり症 ■ オスグット病
■ 手根管症候群 ■ 側弯症(そくわんしょう)
■ 足の慢性障害 ■ 半月板損傷からの緩和ケア
■ 膝靭帯の後遺症 ■ 肘内障