骨折

直達外力や介達外力により骨が変形、破壊を起こす外傷であり、構造の連続性が絶たれた
状態のことである。 骨折は全ての骨に起こり得る。骨は元来、若干の柔軟性・弾力性・
可塑性を持ち、健康な骨は骨折しにくいが、限界を超える強い外力や反復した外力、
骨に腫瘍などの病変が存在する場合は軽微な外力でも破壊される。
また、鎖骨や手の舟状骨など構造的に外力が集中しやすく、折れやすい骨も存在する。
ヒトの骨折のうち、日常生活で骨折を起こしやすい骨としては、鎖骨、肋骨、指骨、鼻骨、
尾骨、とう骨、っ尺骨、けい骨、ひ骨等が挙げられる。また、骨折して完治した後、
個人差や治療法によるが、左右の腕や足の長さに違いが生じることがある。
但し、成長期では自然治癒力により同じ長さに矯正されることも多い。
手術により矯正することもある。 原因分類としては、外傷骨折・疲労骨折・病的骨折に
わけられる。 部位別分類としては、骨幹部骨折・骨端部骨折・関節骨折にわけられる。完全性による分類としては、完全骨折・不全骨折(亀裂骨折や骨膜下骨折など)にわけられる。
開放性による分類としては、閉鎖骨折(非開放性)・開放骨折(複雑骨折)にわけられる。
骨折線の数による分類としては、単独骨折・複合骨折(重複骨折)にわけられる。 骨折方向による分類としては、横骨折・縦骨折・斜骨折・螺旋骨折にわけられる。
外力のかかり方についての分類としては、せん断骨折・圧迫骨折・捻転骨折・屈曲骨折・剥離骨折にわけられる。 骨折の固有症状としては、異常運動・軋轢音・転位と変形がみられる。 一般症状としては熱感・疼痛・腫脹がみられる。

SAKIUTAでは保険診療適応内で施術が可能です。