円形脱毛症
円形脱毛症は大きく分けるとⅠ型からⅤ型まで分かれ、
単発型、多発型、多発融合型、全頭型、汎発型となります。
単発型、多発型が多いとされ、その他の型は珍しい分類となります。
少し前まではストレスからくるものとされていましたが、最近では自己免疫疾患とされることが多いです。
単発型や多発型の症例数は多く、鍼治療や昔から美容室、理容室で行なわれていた手法を用いることにより、
治癒は可能となっております。(文献や皮膚科様の考え方によって治癒は不可能と断言している事もあります。
再発も多いためと完全治癒のエビデンスが無い為です。逆を言えば治癒しないエビデンスもありません。)
今日書いていきたいのは、珍しい全頭型の治療となります。
髪の毛が全て抜け落ちていく円形とは言いがたい脱毛症です。大体皮膚科に行ってからの来院が多いです。
ステロイド薬など塗り薬を処方される方が多いですが、浸透率を考えるとおおよそ効果的とは言えません。
あくまで現場での意見ですが、患者様の話を聞く限り髪質が変わった、白髪が生えてきた等が多く見受けられます。
どの型もそうなのですが、1人1人治療法が異なるのでこれをすればいいと言う事はありません。
白髪を切っていったり、頭の皮膚の固さをチェック後施術を行ないます。(頭皮の固さが明らかに通常時とは違います。)
再発が多いため、経過観察をしながらの治療となり、全頭型は時間がかかります。
髪の毛が無くなるということ自体がストレスになるのでストレスがかからぬよう様治療を行います。
以前はストレスと言われていたものが、自己免疫疾患と言われ、そして今後もっと詳しく
脱毛症のメカニズムが解明されていくと思います。
結果として治らないものではないと思います。全頭型は特に全部の毛が抜けるので治療を行った場所と
行なってない場所の違いが明らかに違います。
女性の方は特に相談がしにくい疾患で、何をすればいいか分からない方も多いと思います。
鍼で円形脱毛症が治ると覚えていただければ幸いです。
SAKIUTAのTOPページはこちらから